発語を目的として言語療法をすることの勘違い②

療育

大きな病院のSTの初診では

まず、口の中の構造からチェックしてくださいました。訓練でいけるのか手術等で治療をしなければいけない構造上の問題が無いのか診てくださいました。

息子は舌小帯の位置が舌先近くにあり、発音に支障が出るのかどうか怪しいところと説明されましたが、まず訓練をしてみてから、手術などの治療のが必要なのか考えましょうということになりました。

あいうえおの発音確認

そして、あいうえおの50音+濁音など1語ずつ言語聴覚士の先生の指示通りに発音をして精査してくださいました。息子の精査が終わるとトレーニングが始まりました。

毎回の練習の後に

  • 「なぜこの音が不明瞭なのかの理由」
  • 「このように自宅で練習してきてください」
  • 「自宅練習中に、もし発音がこう聞こえてきたら変なクセがついてしまうので、練習はやめてください」等

細かく指示をいただき自宅で練習することになりました。

息子の練習の様子

息子はといいますと、なぜか訓練を嫌がらなかったんです。

幼稚園生活で自分の発音が伝わらない事を感じていて、少しずつ練習で発音が出来るようになることを実感しているからではないかと思いました。

言語聴覚士の先生の口の形や音の模倣ができるようになったり、色々な物や場所などへの認知の広がりも息子が練習に取り組めるのに良い影響がったのではないかと思います。

現在も通っておりますが、発音はどんどん良くなり、親以外の友達や先生も息子が何を言っているのか聞き取れるようになりました。

今思う幼児期の発語を目的としたSTって

今思うのは、発語のない段階での療育でのST は息子には早すぎました。

当時は『なんで発声練習をしてくれないのだろう?』、と思っていましたが、ST の先生は認知を広げてくださっていたのだと思います。

まず、STをするにあたり子どもが言葉の意味を知っていることが大前提でした。

それに加えてコミュニケーションをある程度とることができたり、模倣ができたりしないと、STの効果が出ない気がします。なにより本人が必要性を感じなければ訓練は続かないと思います。

当時は発語がない事に焦りを感じ、児童発達支援事業所に無理を言ってSTをお願いしましたが、当時の自分へは【焦らずに、粗大運動などで体の発達を促して色々な認知を広げてあげてからでも大丈夫】とアドバイスしてあげたいです。

最後に

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