人に興味がなかった息子を変えた発達支援事業所の職員さんの人柄

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療育施設の職員さんの人柄

以前、複数の療育施設に通ったデメリットという記事をアップしましたが、実はその退園した施設にいらした職員さんが息子に人への興味を持つきっかけをくれた人でした。

その職員さんは年配の男性でした。見た目は強面ですが、包み込むような眼差し・優しさが笑顔から溢れているような方でした。

息子が指示に従えず、ウロウロ勝手に行動しても、それはそれは温かい眼差しでした。必ず息子の目を見つめながら(息子は違う方を見ていましたが)、温かい言葉を投げ掛けてくださっていました。

息子に変化があった日

最初は私の後ろに隠れて、そのスタッフさんから逃げるようにあちこちウロウロしていましたが、その温かい眼差しや優しさに気がついたのかもしれません。

ある日、施設に入ろうとインターホンを押し、出迎えてくださったその職員さんを見るやいなや笑顔で、あの人だ!という感じで指を差しました。

人に対し、興味を持った行動をとったのは初めてでした。その職員さんも『そうだよ!○○先生だよ!』と、とってもとても嬉しそうでした。

人に興味を持ったその日から

それまでは、自分以外の人が何をしようと、どうしてようと全く眼中に入っていませんでした。
他の子どもが隣でギャン泣きしていても、一瞬たりとも気に留めていなかったのに。

そこから息子がガラッと変わりました。まるで別人になったようでした。

主に通園していたところの職員さんや集団療育で会うメンバーのお子さんとママさんにも興味津々になりました。
『この人はだれ?』『名前は?』という疑問が生まれ、次々と記憶していきました。

そして、他のお子さんが見ている本や遊んでいる物にも興味を持ち、隣に立って見てみたりするようになりました。

今振り返ると

私は、退園した施設の職員さんから受けた『他人の温かさや関わった心地よさ』が重い扉を開いてくださったのだと思っています。療育機関へ行くメリットは子どもの心を開くことができる人と出会うことが出来ることもあるのではないかと思います。

療育機関で人を見てないようで見ていた、人から感じてないようで感じていた息子でした。

最後に

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