てぃ先生について
てぃ先生はチャンネル登録者数85万人以上のYoutubeチャンネルてぃ先生を運営されている現役保育士です。直近では3冊の子育て本を執筆されていています。
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特に『子育て○×図鑑』は子育てのすご技のあとに解説が見開きで記載されており、すご技の脳科学や心理学などの科学的根拠と合わせて解説しています。理由を詳しく解説されているので、子育てのさまざまな場面への応用を考える際に大変助かります。
てぃ先生のアドバイスは
私はてぃ先生のアドバイスは徹底的に子ども目線の考え方をしていると思います。
子ども目線でコミュニケーションを考える事は発達ゆっくりさんの育児にきわめて有効であると思っています。
例えば、てぃ先生の本にある設定を使わせていただいて、息子が学校から帰宅後に宿題をすることを渋っている場面を思い浮かべてください。息子へのコミュニケーションで効果的なのは
×:『さっさと宿題しなさい!』
○:『何時からやるの?』
となります。
『さっさと宿題しなさい!』の声がけで宿題をすることが出来るお子さんは何の問題もないのかもしれませんが、息子はこの声がけで、もしやらないと決めたら徹底的にやることはありません。
子ども目線でのコミュニケーション
そんな息子に『何時からやる予定?』と聞き、息子が『3時半からにする!』というコミュニケーションをすると、3時半になったら、『時間だよ~』と言うだけで宿題を始めます。
息子も学校から帰ってきたら、『~しよう、それからお菓子をたべて~』など予定があるはずで、そこに宿題を押し込むのですから、いきなりではなく、見通しを立てさせてあげることは大切です。
てぃ先生の本にある同様の場面でのアドバイスでは説明に『指示や命令を受けている子より、質問をされている子の方が、段違いに脳の活動が高く、自分で考えて行動する割合も高い』との科学的根拠も示されています。
てぃ先生のアドバイスと同じことが療育や支援学級で行われている
実は息子が幼稚園児の頃に『子育て○×図鑑』を購入しています。
息子が小学生になってから読み返してみると、てぃ先生が説明されているアドバイスは、私が息子の療育や育児で色々な先生方からいただいたアドバイスと共通していることがたくさん含まれていることに気付かされます。
先生や親の気を引くための注目行動
例えば、学校などで児童の特定の行動(授業中に立ち歩くなど)が問題になることがあります。普通の感覚であれば、その問題行動をした児童を叱るという事になると思います。
しかし、この叱るという行為をするとかえって問題行動が収まらなくなるので、席に着いているときに『授業きちんと聞けてるね』と褒めて問題行動を叱らずにスルーするというようなことが息子の通っている支援学級で行われています。
また、息子が療育機関に通っていたころに、個別療育の時間で先生のいる部屋に息子を連れて入った時も同様でした。息子はドアを開け閉めし続けていましたが、先生はスルーします。先生の反応がないため、息子が席に着いたとき『準備できたね。』『これからあそびをはじめます』と先生が息子に話かけていたのを覚えています。
支援学級や療育で行われている事が、てぃ先生の『子育て○×図鑑』では『36.叱ると逆に増える子どもの良くない行動!すぐにできる解決方法』のスゴ技として書かれており、子どもの問題行動が『注意喚起機能』からの場合は叱らずに良いところを褒めることをアドバイスしています。
まとめ
本投稿ではてぃ先生の本のアドバイスのほんの一部を紹介しました。てぃ先生の本は幼稚園児のときよりも小学生になってからの方が、息子がやりたくないことをやってもらうときに役立つ場面が多いです。
てぃ先生のアドバイスはお子さんの年齢に関係なくグレーゾーン育児に有効なことが詰まっている素晴らしい本です!