「友だち」が与える影響
習熟度別学級を実施した場合、とくに大きな効果をもたらすのは、もともと学力が低かった子どもたちであったと分析されています。
なぜならば、
①子ども同士も自分と同程度の学力のこどもたちと一緒になることで、他者と比較して意欲を失うことなく、互いに助け合うことが出来、
②教員の方も、子ども達の理解度やペースに合わせた指導が可能になるためとしています。
特別支援学級って
この視点で日本の特別支援学級制度を考えてみたいと思います。
習熟度別学級の分析を見る限り、日本の現状の特別支援学級制度はとても理にかなった制度のように思いました。一方でイギリス等の障害者支援先進国から、インクルーシブ教育という概念が日本に来ています。
インクルーシブ教育:人間の多様性の尊重等を強化し、障害者が精神的および身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能にするという目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組み(ウィキペディアより)
就学前までは
実は小学校に就学する前までは、なんとなくインクルーシブ教育っていいな。色んな経験が出来そうだなという風に思っていました。
しかし、就学後の現時点では仮に息子が通常学級に一緒の場で小学校の時間を過ごすとすると、先生からは怒られ、同級生からは馬鹿にされ(全員とは思っていませんが一部の先生や生徒はそうすると思っています。)さんざんな目に合いそうです。
さんざんな目に合ってしまうと、障害者が精神的および身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させることはできませんよね。
インクルーシブ教育って誰のため?
一方で障害がない生徒の方にデメリットはなく、社会の多様性を理解する場が提供されるという事になります。
つまり、障害がない者が障害がある者がいることを認知して、一部の障害がない者が障害がある者を社会で受容するようになることになりそうです。
インクルーシブ教育って本当に障害者のためを思った制度なのかな?という疑問が残りました。もし可能であればインクルーシブ教育に関しても中室先生にエビデンスをもって有効性を分析してもらいたいなと思いました。
最後に
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