中室先生の「学力」の経済学~かてい療育のアイデアをもらう①

おすすめ本

「学力」の経済学について

「学力」の経済学は、テレビやインターネットでもお目にかかる中室先生が執筆され、2015年に発売され累計36万部以上販売されている本です。

本の中では今までの常識にとらわれずに、科学的根拠に基づいて子育てを検証されています。発達障害にフォーカスしたものではありませんが、ベストセラーになる本ですので大変役に立つ情報が詰まっています。

かてい療育へのよいアイデアになるはず、という観点から記載されている内容を検討しました。

「テストで良い点をとればご褒美」と「本を読んだらご褒美」ーどちらが効果的?

これは、「本を読んだらご褒美」が効果的で、そのご褒美は読んだらすぐの方が良いとしています。

なぜならば、子どもの学習に当たって大事なのは、子ども自身がまず、「勉強のしかた」を身に着ける事であって、「テストの点数」は結果にすぎません。

よって、親が注目するべきものは「本を読む」「宿題をする」などの勉強の本質そのものである必要があるということ。また、人間の本質として近い将来の事ではすぐに得られる満足を大切にする傾向があることを本で説明されています。

かてい療育の場合は

これを実際の息子の子育ての場面でどう使うかをあてはめてみます。

そうすることで、かてい療育をより効果的にすることを考えてみたいと思います。

苦手ななわとびの練習

息子は運動が苦手で特になわとびは苦手意識がありました。練習をするために、モチベーションアップのためのご褒美を使う事は多々ありました。

昨日5回飛ぶことができたので、「5回とべたら買っていいよ」という言い方をしてしまい、当日のコンディションからできずに息子のモチベーションを落としてしまった経験があります。

ご褒美は運動の結果ではなく、その本質に

この場合は、「10分練習しよう!」としてその練習がおわったらすぐにご褒美をあげて、毎日なわとびを練習する習慣を身に着けさせるのが効果的だったということになりますね。

かてい療育も日々改善を続けていこうと思います。

このほかにもかてい療育に役立つ視点がありますので、次回の投稿で紹介します!

最後に

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